仮想通貨はブロックチェーンの夢を見るか

さて、もはやただの投資ブログと化した本ブログですが、この前は珍しくドラマの感想を書いて気分一新です。

そこで今回は仮想通貨の未来について今感じてる事を書いてみたいと思います

 

皆さんは「仮想通貨」という言葉を聞いた事がありますか?

最も有名なのはビットコイン(BTC)ではないでしょうか。 

 

現在の価格は6000万を超え(2021年5月6日現在)、名実ともに仮想通貨の象徴の様な存在ですが、その誕生は2008年と、まだ13年しか経っていません。

※最初の取引はピザ2枚と1万ビットコインとの交換だったらしいですね。(ピザなのがアメリカっぽい)

ビットコイン - Wikipedia

 

仮想通貨が画期的だったのは、「ブロックチェーン」という技術を使ってる事かと思います。

 

ブロックチェーンとは、大雑把に言うと全世界のコンピューターに分散して通貨の取引履歴を記録する技術です。(・・・だと思うw)

 

中央銀行などの特定の機関が管理するのではなく、全世界が繋がり合って通貨を管理する、画期的な考え方だと思います。分散記録ゆえに改ざんが困難なのも取引の安全性の面で大きいですね。

また、金などの様に、あらかじめ発行する量に制限があるので、そこがデジタルゴールドといわれる所以です。

 

・・・なんて事はググれば分かる事なので、わざわざ書いても仕方ありませんじゃあ長々と書くなよ!

 

ですので、ここは「仮想通貨は”通貨”なのか?」という視点で書いてみます。

 

仮想通貨に対して否定的な意見として、「通貨と呼ぶには価格変動が激しすぎる」というものがあります。

 

これはその通りで、ドルや円が一気に30%以上も変動する事はあり得ませんが、仮想通貨ではそんなのは珍しくないです。

「こんなものを通貨として持ってたらおちおち夜も眠れんぞケシカラン!」という波平さんのお叱りが聞こえてきそうですが、それは無理からぬ批判です。

 

また、管理や発行には大量のコンピューターと電力が必要ではないか!地球に優しくない!バッカモーンカツオ!という声もあります。
これに関しては、技術的な進歩によって今後改良もできると思いますので、何とも言えないかな、と思っています。というか、そういう事を言う人はもともと「仮想通貨なんて世の中の役に立ってないじゃーん」と考えてるのではないでしょうか?

 

ではなぜ仮想通貨がこんなにも買われてるのか?と問われれば、第一に「刷りまくられる紙幣に対しての信用の下落」があると思います。

コロナ対策の名のもとに行われた金融緩和のみならず、その前からアメリカの中央銀行は巨額の財政出動を行ってお金を市場にばらまいてきました。これはお金の価値をどんどん減らしていってるとも言えるのではないかと思います。

 

例えばダイヤモンドは貴重な石とされていますが、もしそこらの砂場や土からダイヤモンドがざくざく掘り出されたら、果たしてダイヤモンドは今と同じ価格と価値を保てるでしょうか?

 

答えはNOでしょう。これはお金でも物品でも、食物でも同じだと思います。

数が少なく、かつ魅力を感じる人が多いものほど価格は上がり、逆だと下がる。

 

では、価値の下がってるお金に対して、特に富裕層はどんな対策を取ろうとするでしょう?

それは「価値が下がらないもの=数に限りがあるものを保有する」という行動だと思います。

そこで目をつけられだしたのが仮想通貨ではないか?と考えてます。

 

現状では仮想通貨が通貨としての使用に適しているか?と問われればNOです。

送金費用も高いですし、使える場所もまだまだ限られています。

はっきり言ってPayPayやSuicaの方がよっぽど使えますw

 

ですので、ドルや円の様に基準通貨として機能する可能性が高いとは考えにくいですが、大量に刷られるお金への防衛策として、金や銀、骨とう品の様に価値を保ち続けられるコモディティの扱いで、これからも注目され買われ続ける可能性は高いと思っています。

そういう意味では「暗号資産」という呼称が的を得てるのかも知れないです。

 

でも、もしブロックチェーン=分散型金融が世界の中で大きな役割を果たす日がきたら、それは今とは違った世界、未来が訪れていると言えますね。

 

私が生きている間にその日がくるかは分かりませんが、新しい価値観と古い価値観、両方を考慮しつつ、未来に進んでいきたいと思います。

 

いつもの様に長々とした文章にお付き合い下さってありがとうございました。お役に立つ事があるかは分かりませんが、皆さんの明日が今より少しでも豊かでありますように、ささやかながら祈っております。

 

おススメYouTuber

フジマナ(元銀行員。仮想通貨運用で億り人達成。チャート分析を日々発信中。チャートの見方はいつも参考にさせて頂いてます。初期の頃の食べ物動画が今ではレア)

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