利益率か利益額か

さて、もはや投資ブログと化した本ブログ。フィギュアスケートや映画の感想を書こうと思ってもなんだか流れ的に書きにくくなって参りましたよ!

 

相場でも「流れに乗る」という言葉がありますが、ここはこの流れに逆らわず、素直に今回も投資について書いてみたいと思います。(己の考えをまとめる意味でも結構有用であります)

 

皆さんは投資(売買)をする時に、利益額と利益率、どちらを強く意識しますか?

 

例えば「〇〇までに〇〇円の資産を築きたい!」という目標を掲げておられる方の場合、強く意識するのは到達点である〇〇円という額でしょうし、そこから逆算して毎年どれ位のペースで資産を増やしていけるかを考え、設定しているかと思います。

 

今だと〇歳までに経済的自立を勝ち取る=FIREFinancial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)という言葉を目にすることも多くなりましたね。

 

こういった計画は、なんとなく漠然と目標を立てるよりも、具体的に計算して道筋を練って作る方が成功確率は高まると思いますし、ある程度自分や周りの状況で修正しつつ、何としてもこうする!という強い意志で取り組んでいけば、結構道は拓けていく傾向にあるものです。・・・たぶん(もちろん誰もが計画通り( ̄ー ̄)ニヤリとはなりませんw)

 

でも、私は特に投資に慣れてない人にとって、忘れては欲しくない事は、「利益額よりも利益率」だと思っています。

※ここでは「利益率」の計算は、元本からのプラス額÷売買額×100とします。(%表示)

 

例えば1円で買った投資商品(仮想通貨など)が10円の価格になってそこで売却した場合、利益率は9÷10×100=90%で、利益額は10-9=9円です。

 

一方、100万円で買った投資商品が、1000万円になって売却した時も利益率は同じ90%ですが、利益額は900万円です。

 

口座残高、そこから受ける経済的インパクトは後者の方が上でしょう。

でも元本、原資からどれだけの利益を生み出せたかをパーセンテージで測れば、どちらも90%という素晴らしいものです。

これは損失の場合もそうですね。

 

多く資産を築きたいという目標や欲がある人ほど、増えたお金の額に注目しがちです。特に短期間で儲けたいと考える人ほどそうかも知れません。

 

でも大事なのは目先の額ではなく、元本から見た時のパフォーマンスと、それを毎年継続し続ける事だと思います

 

「相場では生き残る事が大切」と言われるのは、資産を大きく減らして投資資金を無くしてしまうケースが珍しくない事を示しています。

 

今利益が出たからと言って、次も同じよう利益が出るとは限らない。世界は常に動いて変化しているゆえんです。元手100万円から1000万円になった資産が、自分の力を過信して10万円にしてしまう事も十分にあり得るのです。

 

ですので、資産運用を行う場合、必ず資産をちゃんと安定的に増やせているか、どれだけの割合で増やせているか、厳しい相場であってもどれだけ減少の割合を抑えられてるか、元本分は常に保てているか、を常に意識しながら、時間をかけて資産形成を行って欲しいです。

 

階段を登るように、一歩一歩ずつ歩みを確かめ、学び踏みしめながら、目標に向かって進んで下さい。

 

今回も長ったらしい文章をお読み頂き、本当にありがとうございました。何か少しでもあなたの日々のお役にたてる事があれば幸いです。

 

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