含み益という幻
さて、もはや投資ブログとなっていってる当ブログですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回はいわゆる「含み益」(含み損)というものについて、自分の捉え方を書いてみたいと思います。(あくまで私の解釈ですw)
投資をある程度やった人なら「含み益は幻」という言葉を聞いた事があるかも知れません。
要は、自分の買った投資商品が買った価格よりも上がっている状態が「含み益」です。
この段階ではその投資商品を売却していない為、その利益は仮のものです。売却すれば利益は確定しますが、そのまま保持して価格が下がった場合、過去の利益は消えてなくなります。つまり「幻の利益」になってしまうという事です。
・・・なんて事は誰もが言ってる事なので、ここで少し視点を変えて自分なりの捉え方をしてみます。
株でもFXでも暗号通貨でも何でも良いですが、自分の買った投資商品は、言い換えれば自分が経営している店に並んでいる商品です。
商品の価格は「時価」で決められ、世の中の人が欲しがると値段はどんどん上がり、ブームが去った時は安売りしないと誰も買ってくれません。
そして、商品は売らなければ店の在庫はさばけていきません。
店側が考えなければいけないのは、ちゃんと仕入れ値(原価)より高い時に売り切り、店の売上を増やしていく事です。いくら商品の時価が仕入れ値より高くなっていても、ここで売るのは勿体ないと倉庫にしまっておいていては、店の売上は増えていかないのです。
ですので、投資商品を購入する時は、それを時勢を見ながら安い時価で仕入れる事を心掛ける事、ちゃんと高くなった時に売っておく事、それをどんどん繰り返し、仕入れ→売却→仕入れと回転させていく事が、「投資家商店」の経営が順調に推移し、倒産の憂き目にあわない為に必要な考え方だと私は思います。
…まぁたまに安いと思って仕入れたら見込み違いで時価が大幅に下がったり、国の政府が店に課す税金上げるぞ!と言って商店が大慌てで店の在庫を売りさばいたりする場合もあるので、時価商売は常に世の動きに左右される訳ですが…(^▽^;)
含み損も含み益も、売らない限り仮のものです。
ちゃんと利益が出る時は売ってしまい、見込みが違った場合は素直に売却して損失を最小限に抑えるか、将来は絶対に上がると確信が持てるほどに素晴らしい商品ならば、店の損益分岐点を下回らない間は倉庫にしまっておきましょう。(そのやり方は目先の資金回転率は良くないかも知れませんが…)
何時もの様に長々と失礼致しました。HA?YOUハナニヲイッテルンダイWHO ARE YOU?と感じた方はすみません(笑)
何かひと笑いでもできましたら書いた方としては幸いです。(役に立つかはわからんけどな!)
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広瀬隆雄
(日本、米国の証券会社で勤めた後、2003年投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。現在同会社の マネージング・ディレクターを務める。米国フロリダ州在住)